ふたたび、金森木工所。嘗て小学校の講堂だった広い作業場の一角に「あれれ」と感じさせる何かがあった。
近づいてゆくと木の台座に立てられた枝なのだった。聞くとこの作業場の主の晩年に、既に木工作業ができなくなってしまっていた頃に散歩(凄い健脚だったらしく20km~30kmくらいは歩いて行ってしまうのだそうだ)に行った帰り道に拾ってきたこの枝を何故なのかここに刺したということなのだ。もしかしたら、枝を拾ったことも枝をここに刺したこともご本人には全くの無意識だったのかもしれない。
この一角だけが子どもの作業場のようなのだった。
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