ボクノコト:役立たずで古いというだけで解体して更地にという思考への異議申し立て者

 
梅雨どきの金森木工所は、夏草がやわらかく包んでいて大そう居心地がよさそうだった。夏休みになる頃には、このタイル風呂は緑に隠れて見えなくなっていることだろう。 久々に訪れたのだが木工所の佇まいは何も変わることがなく、変わったのは自分だったような気がした。作業場の窓の隙間から侵入している植物も随分まえから成長を停止しているかのように作業場にある道具たちに同化しているようだ。ここにはなんだろうか「すこしだけ支えてあげる」とか「なにげない工夫」とか「気づかれないようなユーモア」に溢れているのだ。


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