梅雨どきの金森木工所は、夏草がやわらかく包んでいて大そう居心地がよさそうだった。夏休みになる頃には、このタイル風呂は緑に隠れて見えなくなっていることだろう。 久々に訪れたのだが木工所の佇まいは何も変わることがなく、変わったのは自分だったような気がした。作業場の窓の隙間から侵入している植物も随分まえから成長を停止しているかのように作業場にある道具たちに同化しているようだ。ここにはなんだろうか「すこしだけ支えてあげる」とか「なにげない工夫」とか「気づかれないようなユーモア」に溢れているのだ。
街の隙間 空き地の焚火 路地裏の猫 湿った空気 と 錆びたトタン のある風景 #空き地 #更地 #空間利用 #公共空間 #空家問題 #石畳 #彫刻 #建築
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