ボクノコト:役立たずで古いというだけで解体して更地にという思考への異議申し立て者

以前、茗荷谷付近をカメラ片手に散歩をしていたら、かわいらしい制服姿の小学生の一段(多分、なんとか大学附属小学校だろう)とすれ違ったので、ひょいとカメラを取り出してレンズを彼らに向けたときに、何か凄い力を感じた。彼らの後から護衛のようについてきていた母親たちの厳しい視線だった。僕は、カメラを鞄にしまってそのまま通り過ぎることにした。あ~、そういうことなんだな。それから数カ月後に出かけてみた下谷界隈で銅板葺きの職人さんの家らしきその二階の欄干に小さな子どもを見つけたので手を振ってみたら恥ずかしそうにしながらも手を振って返す。僕は、カメラを取り出してレンズを彼向けてみると今度は恥ずかしがって簾の陰に隠れようとした。すると後ろから彼のおじいさんらしき人がその子を抱えるようにして「な~に恥ずかしがってるんだよ。撮ってもらいな」と言ってこちらに笑いかけてくれた。

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