熱力学の法則の中にエントロピーという考え方あると知ったのはずいぶん昔のことで、なんでも秩序はデタラメに向かってゆくということらしい。例えば熱した水は熱を与え続けない限り必ず冷めるし、水の中に垂らした青いインク(別に青でなくともよいが)は、拡散を続けていずれは均一に混ざり合ってしまい決して元の青いインクに戻ることがないということで、こういう状態のことを不可逆的というのだそうだ。このことは割と生きている中で実感できることだけども、植物や動物や微生物もバクテリアのような生命体の中の生命現象は、このエントロピーの法則の逆のことが行われているのだという。そんなことを思いながら僕は周囲の植物を観るのだけれど、それは本当か?とも思う。何故に松の木はあんなふうにのた打ち回ったような枝の伸び方とするのだろうか、梅の枝振りは庭師の仕業だと割り切って考えてもいいものなのか、竹がバカみたいにまっすぐ伸びてゆくのは説明できるのだろうか などなど考えることが沢山ありすぎて困るのだった。
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